本来DIY=”Do It Yourself”(自分でやろう)ではありますが、自分で手を加えるという事は、作業の責任を自分が負うという事を意味します。
 先ずは、「DIYの心得と注意」を読んで頂き、内容によっては作業の実施を考え直すなど、慎重な対応をお願いします。

【DIYの心得】

1.改造行為やDIY作業はあくまで”自己責任”で行う事。

 改造行為やDIY作業は、本人の勝手な都合で行われるものです。
 改造やDIY作業が原因で車両の故障や重大な事故(無関係な方までも死傷させる事故)等を招く事態になった場合でも、全て”自己責任”で解決しなければいけません。
 「なんで、この程度の改造で壊れるんだよ!」などとディラーや情報提供者等にクレームを付けるのは、全くの筋違いです。

2.改造行為や指定外の部品を取付けると新車保証が効かなくなる事を承知する。

 改造行為や純正以外の部品の使用が原因となる故障は、新車保証の対象外です。
 改造箇所と無関係な場所の故障の場合でも、改造を理由に新車保証の適用を断られる事がありますので良く考えて作業して下さい。

3.故障時に改造行為の事実を伏せて新車保証を要求する事は絶対にしない事。

 この行為は詐欺と同様です。ユーザーとメーカーの間の信頼関係が損なわれます。
 横行すると、新車価格や整備費用が上昇するなど、ユーザー側に不利益な結果がもたらされます。

4.パーツ供給元メーカーは、パーツが原因する故障や事故に対して一切の責任を負いません。

 一般的にレース用部品と称されているパーツはクレームさえ効きません。必ず購入したショップで確認して下さい。

5.HPなどで得た情報が元による故障や事故などは、HP管理者と情報提供者は一切の責任を負いません。

 インターネットなどで得た情報の良否は、ご自身で判断下さい。
 故障や事故などの責任をHP管理人や情報提供者などに求めてはいけません。

6.自信が無い作業を行う場合は、車に詳しい先輩や仲間と一緒に行う。

 初めての作業の場合、なるべくクルマに詳しい先輩や友達と作業しましょう。コツを習得したら、友人や後輩の手伝いをしてあげましょう。
 最近はDIY系のオフミーティングが各地で開催される事も多くなりましたので、まずは見学から始めるのも良いでしょう。

7.技量に限界を感じたら素直にあきらめて、プロに依頼する。

 自分や仲間の技量、工具の準備状況からDIYでできる作業なのか考えましょう。
 無理をして作業を行った結果、失敗して余計に壊したり、自分自身がケガを負う場合も有ります。
 不安であれば素直にプロに依頼しましょう。

8.基本的に、自分が利用する工具は自分で揃える。

 いくら、慣れた人やプロでも工具が無いと何も出来ません。作業する方の責任で必要最低限の工具くらいは準備しましょう。(タオルや手洗い洗剤、軍手なども自分で用意しましょう)

9.時間を考えて作業する事。

 だらだらしていると夜中までやる事になります。
 作業が早い人は段取りから違います。
 HPなどの説明の通りにやれば出来ると思っても、自分も同じように出来るとは限りません。

10.DIYに必要な情報は自分の力で収集する。

 個人のホームページで提供されているDIYの情報はボランティアで提供されているものです。
 不明点が有る場合は、できる限り自分の力で調べましょう。
 安易に掲示板などに質問を投稿するのはやめましょう。(自分で調べる努力を全くしないで質問を連発する方を「教えて君」と呼ぶ事があります。)

11.DIYで出したごみは全て持ち帰る。

 自分で出したごみは全て持ち帰りましょう。
 ごみを処分するのもお金がかかる時代です、ごみを不法投棄をしてはいけません。
 自分で処分できないごみは、お金を支払って然るべき業者に処分をお願いしましょう。

【DIYの注意】

◆ジャッキアップ(4輪車のみ)

  • 必ず平坦で傾斜の無いコンクリートかアスファルト上で作業する。
  • 油圧ジャッキなどでジャッキアップする時はサイドブレーキは解除する。(サイドブレーキはジャッキアップ終了後に掛ける)
  • ジャッキアップ終了後に輪止めを入れる。(ジャッキが完全にダウンするまでは絶対に外さない)
  • ジャッキアップ終了後にクルマの下に入る際は、リジット(うま)をかける。外したタイヤもクルマの下に(保険として)入れておく。
  • 車載のパンタジャッキで、上げたクルマの下には絶対に入らない。

◆部品の取り付け、取り外し作業

  • 救急箱を用意しておく。気が付いたら血が出てた、という事も有ります。
  • エキゾースト類、プラグ類の交換は冷めてから行う。
  • 油脂類は熱いうちに抜く。ただし、火傷には十分注意!
  • 各ボルトの締め付けトルクは前もって調べ、締める際はトルクレンチを利用の上で規定トルクで締める。
  • ボルト&ナットの再利用はなるべく避ける。錆びていると、トルクダウンします。
  • 外した部品は解り易く整理して置く。ネジが余るという失敗が防止できます。
  • 最終点検は自分だけで行わず、一緒に作業を行った人にも見てもらう。

◆電装品取り付け

(注)電装系のDIYを行うには、最低でも中学校レベルの電気知識は必要です。
  • 作業前にバッテリーのマイナス(−)ターミナルを外す。
  • エンジンルーム内にハーネスを設置する場合はハーネスを熱から守るチューブを巻く。
  • 穴にハーネスを通す場合、角でハーネスの被覆が破れないようにスパイラルチューブを巻く。
  • バルブ交換の際はバルブ表面を直接指で触れない。(バルブ寿命が短くなります)
  • コネクター部には走行時に雨などの掛からない様に配慮すること。
  • リレーなどの取り付けは強固に行ない、振動で共振した時にも破損しない様に配慮する。

【参考】車両側とエンジン側で振動モードが異なる事を理解しましょう。
 *車両側3G
 *エンジン側 30G

※最後に工具をエンジンルーム等に忘れないようにしましょう。

《追伸》

 インターネットの普及により、HPを通じてチューニングやメンテナンスに関連したDIY情報が収集できる時代になりました。
 しかし、あまりにも安易に情報が収集できるようなってしまった結果、DIYが原因で起きた故障・事故・案件を「クレーム」として、ディラー・メーカー・ショップに押し付けてしまう”無責任者”が急増中です。
 その結果、インターネットの利用者と情報を発信するHP管理人に対し、自動車業界から大変厳しい目が当てられています。
 これら”悪しき慣習”を是正し、DIYでクルマをいじる方に”自己責任”の認識を持っていただく事を目的に「DIYの心得」をアップしました。